続き
まずは最年長から
今回のホールでの発表会
ソロで参加する気があるかどうか
聞いてみたところ
ぜひ出てみたいとの事だったので
長いことフラメンコに携わってきていたし、いい機会だから出してみることにしました
ホールでの踊りは大きく踊らなくちゃいけないし
細部まで気を配らなきゃいけないし
また当日までの練習量も多くしなきゃいけない
それに耐えられる体力と精神力が必要だけど大丈夫？確認したんだけど
やってみたいと
それなら私も一緒に頑張ろうと思って出すことにしました
年齢も年齢なので体調崩したり家族であるワンちゃんの体調も悪かったりと、いろいろ障害がありましたが
何とか無事に当日を迎えることができました
本当に練習は計画通りには進まないもの
必ず何かトラブルが起こるので
少しでも時間があるときはとにかく練習をしてくれとお願いしました
いろいろ大変だったと思うけど当日に全てぶつけてもらいたい
リハーサルの時は緊張してガチガチでしたが
まぁ1回体を温めれば後は落ち着いて行けば大丈夫だろうと
もう後には引けない
とにかく落ち着いて頑張ってくれと。
私から言う事はそれだけ
リハーサルの時、タンゴ取りに変わるジャマーダの辺りで失敗し
多少不安そうな顔をしていましたが
たくさん練習したところだからきっと大丈夫だろう
あそこが決まればとってもおしゃれなタンゴへの変わりなんだ
恵比寿でのリハーサルの時はうまくいったのでそっちのイメージで本番踊ってもらいたい
そこからギターさんのファルセータも
かなりおしゃれな弾き方になる
恵比寿の時は聞いていてゾクゾクしました
あぁ、決まって欲しいなぁー
そして迎えた本番。気合いは充分
2人同時に舞台に登ります
後は私は見守るだけ
まぶしいライトの中、踊りはじめました
エスコビージャまでは順調
バックに笑顔も見せる余裕
踊り手が楽しそうに踊ればバックもノリノリになってきます
このままいけそう！
そう思ったけど
おっと？ちょっとずれたかしら？
それで本人慌てちゃったみたいで
ちょっと変になった
ファルセータ入るジャマーダが
違うのやりだした
うわー
って思ったけど
持ち堪えた
よし！
ちょっとそこが残念でしたけど後はもうバッチリ
タンゴ入ってからはノリノリで
熱い思いが伝わってきました
終わってから本人はちょっと失敗しちゃったところがっかりしてましたが
上出来だったと思います
楽屋に戻ってバックからも笑顔で踊ってて良かったと私が褒められました
パーカッションの、すがさんからも
すごく伝わってきたとお褒めをいただきました
見に来てくれた私の先輩も足の音がしっかりしていてとても良かったと言ってくれました
本人の落ち込みはわかりますが
周囲の評価はとても良く
気にする事は何もないと思います
このタンゴデマラガは
私が1から作った振り付けなので
舞台で成立してくれたことが私自身も嬉しいし、自分の自信にもなりました
よく頑張って踊ってくれたと思います
踊りってほんとに年齢じゃない
いくつになっても頑張ったものは伝わる
これからも素敵な踊りを踊ってください